大型犬のラブラドール・レトリーバー。
災害救助の隊員と一緒に出動待機中だ。
実は、わたしたちは人間たちと働くのが好きなのです。
これから豪雨災害で被災した人たちの救助に向かいます。
暑くても、寒くても、泥の中だろうと、雪の中だろうと、平気で任務を果たします。
わたしの仲間たちは、わたしのような災害救助犬のほかにも、警察犬、あるいは盲導犬や聴導犬のような介助犬として働いています。
みんなそれぞれ厳しい訓練を受けて特殊技能を身に付けます。
そのほかにも牧羊犬や狩猟犬などもいます。
そこまで専門的でなくても、お年寄りや手足の不自由な人たちのお手伝いをしたり、子どもの遊び相手をしたり、番犬を兼ねてペットとして生活を共にしたりします。
ご存知のようにわたしたちの祖先はオオカミのような野生動物で原野を駆け回って狩りをして暮らしていました。
毎日が生きるための戦いの連続だったとも言えます。
しかし、人間と知り合い触れ合ううちに人と気が合うことが分かってきました。
そうして何千年、何万年と一緒に暮らすあいだ、毎日のご飯をいただく代わりに、わたしたちが出来ることをしてお役に立とうと決めたのです。
おそらくわたしたち犬は、人間と最もよく分かりあえる動物だと思っています。
とはいえ、ほかの野生動物との関係も人間よりは近いので、人間のみなさんもわたしたちとの付き合いを通して動物たちのことをもっとよく知ってもらえるとうれしいです。
自然環境の問題や生態系の問題は、人間も含むすべての動物に関わる共通の問題です。
動物たちの置かれている状況を知って初めて理解できるし、人間と動物が協力して初めて解決できるのです。
これまでわたしたち犬とあなた方が協力していろいろな問題解決にあたってきたように、これからはすべての動物と一緒になって世界をよくしてゆきましょう。

















